ワーキングホリデーで頭抱えながらオーストラリアで仕事をゲットした話
ついに、ついにこの時が…!
オーストラリアに来て1ヶ月が過ぎ、5週目を迎えてもまだ仕事にありつけなかった
ここにきてやっと「ワーキングホリデーしてます!」と言える環境を得ることができたので、経緯などについてつらつらと書きます。
長い長〜いこれまでの道のり
5週目と言っても実際に動き始めたのは2週目から
1週目は身の回りのこと、各種手続きなどもありメルボルンに慣れることと情報収集を主な目的にしていた
そして2週目から1ヶ月弱にわたって仕事を探し続けていた
これまで配ったレジュメ(履歴書)は20枚を超えたし、声をかけた件数も含めれば30件ほどに登るはず(履歴書を渡さなかった理由は「今募集してないんだ」と先に言われたため)
「日本から来たのか!接客の経験もあるのか!クールだね!」と言われてもそこから連絡が来た試しはなかった
だいたいわかってきたぞ、「クール!いいね!」それらの言葉は雇ってくれる可能性に比例はしないんだろ?
希望がチラついた3/30
そんななかで話を進めてくれた店は3件ほど、と言っても数回にわたってアタックし続けて返事を催促するように話を聞いてもらった感じ、。笑
1回目は「仕事を探してます、レジュメ見てくれませんか?」とか言いながら挨拶
2回目、数日経って連絡が来なかったら「ケータイとパソコン両方のメールアドレス渡すの忘れてました!いつ返事もらえますか?」とか言いながら催促
そして最後には「いつトライアルできますか?」なんてずうずうしくいったりして
※トライアルとは、店側が「本当に働けるかどうかを見るために、実際に1時間〜2時間ほど働かせて判断するテスト研修のようなもの
そうして最初に半ばムリヤリありついた店、トライアルはものの15分ほどで仕事内容にも自信がなかったわけではないが、ダメだった
後日伺うと「正直、オーストラリアのスラングまでをも理解できる英語力がほしい」と言われてしまった
実際言っていること全てが理解できたわけではないし、おそらく私の陳腐な発音などからバレてしまったのだろう
キレイで大きくオシャレなお店だっただけに、働けたら最高だとは思ったが、たしかに入ってからより苦労しそうだなということを考えれば妙に納得してしまった
納得してしまったことも少し悔しかったりして
ちょっとどうしようもないなと思いながらついに本当に頭を抱えて悩んだ
そのうちの1つはオーナーとの話も条件的にも良く、いけるかも!とは思ったのだが、先方のスタンスは「今は雇えないけどオフシーズンが終われば」というような感じだった
悪くはなかったのだが今雇ってもらえないのであれば他の店と変わらない、結局はダメだった
その店のトライアルを受け、結果を聞く前に訪れたもう一つのカフェはオーナーとの話も条件的にも良く、いけるかも!とは思ったのだが、先方のスタンスは「今は雇えないけどオフシーズンが終われば」というような感じだった
悪くはなかったのだが今雇ってもらえないのであれば他の店と変わらない、結局はダメだった
やっと出会えた仕事先!
話は戻るがトライアルを受けて雇えないと言われてしまったお店の帰り道、「ああ〜、こりゃダメだ、」と心の中では7割が絶望的な感覚で満たされていた時
それでもダメ元で、せめて帰り道にある店にでもレジュメを配って帰ろうと訪れたカフェでのこと
そのカフェは断られてしまったカフェから徒歩数十秒で着くくらいの場所
入り口も大通りではなく小道の方にある、さして大きくはないがとてもキレイで落ち着いた雰囲気のあるカフェ
店の外では、休憩中の従業員だか客だか通行人だかわからない女性が入り口付近に立って微笑んでくれた
正直断れ続け疲れていたのもあり、すぐにお店に入ることができなかった私はその女性が店に入っていったのちにやっと入ることができた。
「すみません仕事を探してるんですけどレジュメ見てくれますか?」
日本語の文章にするとワリと切ないセリフだなこれ、。笑
気持ち的には「千と千尋」に負けないくらいではあった「ここで働きたいんです!!」ってくらい仕事を探し続けたけど、もはや言葉はどんどん削られてシンプルになっていた
本来であれば「募集してますか?」と聞いていた、募集していなければそこで終わりになり、変な期待を持たなくて済むからだ
ただこの時は「とりあえずなにか行動して帰らなければ」という一心だったのでそれも忘れていた
自分で言った後に「あ、言葉足らずだったな」と気づいたが半ば まぁいいか…と思っていた時
「ビザの種類は?経験はあるのね?どのくらい働けそう?」
ポンポンと質問をしてくれた
ちなみに話をしてくれた担当者は店の入り口にいた女性だった。担当者だった
ある程度のやりとりは今までもあったが、それにしても本当に興味を持ってくれているような、なおかつ私の返答に大して「うんいい感じだね」と反応してくれていることを感じた
一応その日はレジュメを渡し、「今度トライアルしようか」と言われてはいたがそれ以上具体的にはこっちの踏み込めず帰った
なんか今までとは雰囲気違うな
純粋に思いながら疲れた体を一刻も早く休ませようと店を離れた
トライアル!そしてついに…
後日また時間があるときに店に行くと、おお!いつ時間ある?あさってとか大丈夫?
とずいぶんすんなりとトライアルの予定が組めた
カフェということもあり時間は朝7:00から。私にとっては少々早めだが、前日は1時間おきに起きた
合計5度寝くらいした笑
そして当日店に行くと、さっそく店のことをいろいろと説明してくれた
道具の使い方やお客さんが多く来る時間のことなど
そして他の従業員の方もあらかた揃ったころ、店にあるiPadでみんなで写真を撮ることになった
え、俺まだ雇われてもないけど!?と思いながらも朝イチのド緊張した顔で写真を撮った
「アットホームな職場です!」ってこういうときに使われるべき言葉なんだな
そしてトライアル、説明される英語は早いし道具も多いけど、なんとか食いついていった
道具の使い方なんてほぼわからないけど、全部聞いていても聞き取れないかもしれないし、聞きすぎてもなにを思われるかわからない(典型的日本人の考え)
ひたすら使っている姿を見て盗んだ笑
めちゃくちゃ集中していたと思う笑
時計を見る余裕もなくあっという間に2時間
「今日は9時までにしとこう」
と終了15分前に言われたときに、帰り際なんて言われるのか、なにを言えばいいのかをものすごく考えた。そんなに英語力も高くないしなにを聞くべきなのだろう
「ここで働けそうですか?今日の私の仕事どうでしたか?雇ってくれますか?」
よし、この3つだけちゃんと聞こう、
そう思い9時を迎えとき
オーナーから
「これが君のレジュメだよね?仕事どうだった?担当の彼女は優しかったかい?」
そんなちょっとした当たり障りのない会話のすぐ後に
I give you here.
だった気がするもしかしたらもっと何か言ってたかもしれないけど
こんなにシンプルな嬉しい言葉があるとは思わなかった
そう、ついに仕事をゲットした
これでやっと「ワーキングホリデーしてました!」って言える!
実際これからが大変だしクビにならないように頑張らねば!
とりあえず
仕事ゲットしました!